2023年3月中旬 進捗状況
【 着 手 前(更生前)】
【 完 成(更生後) 】
地震が来ても壊れない頑丈で強い下水道管に生まれ変わりました!
2023年2月中旬 進捗状況
支保工 解体状況
これは支保工を解体している状況です。
解体作業は特に危険なので全員で協力し合い、声を掛け合いながらゆっくり慎重に解体していきます。
マンホールの小さい開口部から解体した資材を出さなければならないので管内で細かく解体し地上へ搬出します。
支保工資材 管内運搬状況
左上の写真で解体した支保工資材を台車に乗せてマンホール附近まで運んでいる状況です。
水位の高い日は台車が重く、みんなで力を合わせて運んで行きます。
雪解けによる管内水位上昇で作業中止となる日が何日もありました。
常時水位監視をし万全な状態ではありますが、時には安全を最優先とし作業中止にすることも必要なのです。
支保工資材 管内搬出状況
台車に乗せて運ばれてきた資材をマンホールの開口部から地上のクレーンで吊り上げている状況です。
解体した資材は重く、かなりの量があるので人力での作業は大変なため電動ホイストクレーンという機械を使用して地上の作業員と声をかけながら慎重に搬出作業をしています。
2023年1月中旬 進捗状況
裏込材 性状試験
裏込注入開始時に性状試験という確認を行います。
(鉄板の上にある丸い物がモルタルです)
これが規定の範囲になるように配合しています。
この後は専用の容器にモルタルを入れて養生し、指定の日に圧縮強度試験を行うと現場で使用したモルタルの強度が分かるというわけです。
裏込材 溢流状況
地上のモルタル注入プラントで製造し管内に送ったモルタルが溢流しているところです。
(溢れ出てくる意味)
端から端までモルタルが行きわたると到達側のエア抜きという箇所から溢流してきます。
これで更生管の隙間に充填されたことになります。
そしてこの次に比重試験を行います。
裏込溢流材 比重試験
左上の写真で溢流してきたモルタルを管内で採取し、再び地上へ持って行き1リットル当たりの比重を測定します。
これで地上で製造したモルタルが管内を巡り終わった後に適合しているかどうかが分かるというわけです。
そして比重の確認後に閉塞し注入完了です。
これより注入設備の解体・撤去となります。
2022年12月中旬 進捗状況
裏込注入状況
車両がずらりと並んでいますが裏込注入作業中です。
1番奧のクレーンの付いているトラックでモルタルを運び、真ん中の白いたくさん機材を乗せているトラックでモルタルを製造します。そこで作ったモルタルが管内へ送られていきます。黄緑色のヘルメットの人は地上監視員で管内水位は天候に左右されるのでいつでも天候の変化を管内作業員とコミュニケーションがとれる環境を整えてます。手前の箱の中は練り混ぜ水が入ってます。
裏込注入状況
これは左上の写真でいう真ん中のトラックです。
モルタルを吊り上げ袋を破り投入する際に粉塵が舞い、近くにある車や建物が汚れてしまう可能性があるため、シートで覆い対策をしています。ちなみに黄色のホースは集塵機でモルタルの粉を吸って集めています。緑色のヘルメットの人と管内作業員はインターホンでつながっており、その時の作業の進捗状況などを話し合いながら慎重な作業で進めています。
裏込注入状況
これは管内でモルタルを注入しているところです。
既設管(元の管)と更生管(この工事で作った管)の間に空隙(隙間)があるので、専用の特殊なモルタルで埋めるように注入口を移動しながら地上のモルタルを製造しているプラント(左の写真の白いトラック)のオペレーターとインターホンで連絡を取り合いながら注入していきます。そうすることにより既設管と新しい管が一体化し強い下水道管に生まれかわります。
2022年11月中旬 進捗状況
支保工材料運搬作業
管内のステージで組立した支保工リング(骨組みのようななもの)を移動台車に乗せて上流側の組立場所まで運搬するのですが、逆流で水の流れがありなかなか前に進みませんが息のあったメンバーで水を押し退けて進んで行きます!
支保工兼浮上防止設置作業
左上の写真の支保工リングを決められた位置に建込み裏込注入時に製管材(プロファイル)が変形しないよう切梁材(突っ張り棒のようなもの)や腹起し材(角パイプ)で整形しながら設置します。
組立が進むにつれ支保工が網の目状となるので管内での移動が大変です・・・
支保工兼浮上防止設置完了
製管作業が完了し1ヶ月間の成果です。
(奥のほうまでは見えませんが約70mほどあります)
途中に降雨や他の工事に伴う管内の水位上昇のため10日間以上の管内作業の中止期間がありましたが、裏込注入作業の前に、これから注入プラントやその他もろもろの設備を準備しなければなりません。
2022年10月中旬 進捗状況
製管機到達
製管機がようやく無事に終点に到達しました!
途中に何回も機械トラブルで作業を余儀なく中断したこともありましたが、これで製管作業も完了です。
当時、機械は悲鳴?をあげ、我々一同はため息をついてばかりでした・・・
製管機解体作業
製管作業が完了したので、製管機を解体し地上へ搬出します。
ようやく上の半分が撤去された状態です。
一つ一つの部材が大きく重いので、写真手前の台車に乗せて人力でみんなで力を合わせて押し、下流側のマンホールから搬出します。
製管機解体完了
起点側より製管機を解体した終点側を望んだ写真です。
製管を開始してから約1ヶ月程度ですがもうこんなに汚れました・・・
手前は昨年完成した箇所で、これから裏込注入作業前に形を整えながら支保工を組立てます。
2022年9月下旬 進捗状況
製管機組立作業(管内)
製管機は地上で所定の寸法のとおり組立ててからマンホールから入る大きさに一度分割して管内で再び組立てます。
断面が非常に大きいため、足場を使用し製管機を組立てますが部材が重くとても苦戦します。
製管作業(地上)
ドラムに装着したプロファイル(硬質塩化ビニル製)を地上のマンホールから管内へ送り込みます。
この作業は一見簡単そうに見えますが意外とコツが必要で管内との合図連携がとても重要です。
製管作業(管内)
製管機の駆動部が反時計回りにて回転・自走しながら更生管を形成していきます。
水が流れている管内での作業で足元がとても不安定ですが慎重な作業を心掛けています。
2022年9月上旬 進捗状況
準備工の一環として、工事区域より更に上流側マンホール内にリアルタイムによる管内の水位がパソコン及びスマートフォンで確認出来るように水位計を設置しました。
現在の管内水位を確認中です。
現場事務所からパソコンのモニターでも確認できますが、現場でもスマートフォンで常時確認出来るので安心です!
作業の中止・再開基準の目安とします。
スマートフォンの画面です。
パソコンのモニターと同じデータが配信されています。
もちろん、過去のデータは見れますが、未来のデータを見れないことが、とても残念です・・・
こちらは下水道管理センター内にある処理場監視室のモニターです。
手前の赤い物体は・・・?
答えはモニター画面を写す特殊なカメラです。
上流側のポンプが稼働すると、作業をしている管内に多量な排水が流入し、みるみる水位が上昇し作業が出来なくなる危険を伴うので、現在のポンプが動いている台数が配信されて来ます。
ちなみに画面の数字はポンプの稼働台数です。
スマートフォンの画面です。
パソコンのモニターと同じデータが配信されています。
もちろん、過去のデータは見れますが、未来のデータを見れないことが、とても残念です・・・
こちらも作業の中止・再開基準の目安とします。
管内作業開始当日に急激な管渠内増水により資材や機材が流されないように最下流側に頑丈な『流出防止柵』を設置しました。
組立だけでもかなりの労力と時間を費やしましたが、これで、不測の事態でも安心です!
製管作業を開始する前に長年蓄積された水あか等の汚れを高圧洗浄機を使用して落としています。
これで製管後の裏込注入モルタルの付着も良くなり、プロファイルとの一体化を図ります。
洗浄機から出る水の圧力にビックリでした!
事前調査を行いました。
実際に計画寸法のとおり出来るかの調査です。
ちなみに既設管は予定寸法のとおり、□4.1m×4.1mでした。
写真で見てもわかるように、大きいですねー。
2022年7月 着手前
着手前の現場状況です。
順次作業を行わせていただきます。
今後とも当工事をよろしくお願い致します。
着手前(起点)
着手前(中間点)
着手前(終点)